コレクション:

雛人形 縫nui コンパクト かわいい こぎん刺し 草木染 木目込人形

人形の"今とこれから"を発信。
節句人形職人ユニット 縫 nui


第二次ベビーブームに始まり、バブル景気に沸いた80年代後半~90年代初頭。高額商品も飛ぶように売れ、この頃、節句人形業界は最盛期を迎えます。

バブル崩壊後は年々低下する出生率やライフスタイルの変化も伴い、既存の価値観のままでの販売は難しく、気づけば社会も大きく様変りし始めました。

業界の年配者らは事あるたび昔話に花を咲かせていますが、次世代を担う者たちにとっては今、そしてこれからが大事な訳でして…。「良かった時代」を知らない世代は過去に遡ることはできないけれど、"今、節句を必要としてくれているご家族"や"再び来るべき良き時代へこれまでの伝統をつなぐため"には今一体何ができるのだろうか?

そんな想いとメイドインニッポンの卓越した技術をを携え、節句人形業界の今と未来を担うメンバーらが集結し結成された職人ユニット、それが"縫nui"です。

職人紹介

縫nuiイメージ

(画像:左側より)ディレクターの鈴木大二朗さんは、伝統工芸士の父と兄をもち、自身も業界で20年以上、買い付けから接客までに携わってきたスペシャリスト。縫nuiプロジェクトのトータルコーディネートと木目込人形制作を担当しています。

原型デザインを手掛けるのは鈴木順一朗さん。前出 大二朗さんの実兄であり、経済産業大臣指定伝統的工芸士。"甲冑師 四代目鈴甲子雄山""創作人形工房 壱三のディレクター"の肩書を持ち、業界内外で幅広く活躍しています。

ひな人形部門 頭師としてお顔を制作しているのが大豆生田博さん。二代目大生峰山を襲名した経済産業大臣指定伝統的工芸士。女性の命ともいえる髪の結い上げ工程は奥さまが担い、夫婦二人三脚で業界を支えています。

ひな人形部門 衣裳着雛人形師として衣装制作と着付けを行うのが、千葉県指定伝統的工芸士である山田吉徳さんと奥さまの尚好さん。お人形の艶やかな衣装は尚好さんが仕立て、その着物を丁寧に吉徳さんが着せ付けるという、こちらも夫婦二人三脚での制作です。

飾り台や屏風製作の担当は畑口ツトムさん。卓越した木工技術を以って、伝統的な製品に現代的な感性を織り交ぜた新しい和のかたちを追求している若手実力者です。


ユニット名"縫nui"の由来は「職人たちがひとりひとりの思いを紡ぎ、"縫い"合わせてモノづくりをしていくさま」を拠り所としていますが、ものづくりだけにとどまらず"作り手とお客さま"や"親と子"の間を縫い合わせていけるよう…との願いも込められています。





縫 nui ■節句人形職人ユニット

2016年発足。これまでの伝統をつなぐためにメイドインニッポンの卓越した技術をを携え、今後節句人形業界を担うメンバーらにより結成された職人ユニット"縫nui"。節句人形業界を牽引しながらも、モノづくりの魅力を発信している。 ▶インタビューページへ