コレクション:

房総のサムライ展

房総のサムライ展(源頼朝 本多忠勝)

この地に生まれたからこそ伝えられる物語がある。 千葉県民の端午の節句には源頼朝、本多忠勝の五月人形を!


節句の風習は本来、その土地の歴史や風土に根付いた伝統行事でもありました。しかし近年は情報やモノが溢れ、次第に地域差がなくなり始め、地域特有の個性が薄れつつあるのも事実です。

そこで私たちはそんな現状に一石を投じるべく、地元千葉県ゆかりの武将である「源頼朝(みなもとのよりとも)」と「本多忠勝(ほんだただかつ)」に注目し、両者の五月人形飾りを取り揃えました。

千葉で生まれ育つ男の子の初節句をきっかけに、身近な土地の歴史や文化を再認識し、新しい気づきや発見をしてほしい…。それが私たちの提案するものがたりのあるお節句の楽しみ方です。

制作は名門甲冑工房 鈴甲子雄山。目指したのは節句文化の地産地消。


近年増加傾向にある大量生産型の節句用品。意味や本質さえも省略されたその姿に健康的な美しさや創造性は見られず、それらは利益追求のためだけに作られているのが現状です。目先の利益に飛びつく店鋪が多くなれば、当然国内の優れた職人の数は減り、技術力も下がり、今後ますます節句文化が衰退してしまうのは明らかです。

私たちはニッポンの工芸品がもつ「美しさ・品質・創造性」に重点を置き、本企画の人形制作は甲冑工房 鈴甲子雄山に依頼。現存する甲冑を模写する技術力は業界屈指。細部にまで徹底的に作り上げるその姿勢には"文化継承の責任"と"ものづくりに携わる職人のプライド"を感じさせます。また、工房所在地は千葉県鎌ヶ谷市。千葉ゆかりの名将甲冑を、千葉の職人たちが制作。それが千葉に生まれ育つ男児に贈られたなら、それはまさに節句品の地産地消とも呼べるのではないでしょうか?

鈴甲子本社

発見や気づきを伴う"ものがたりのあるお節句"を本企画の五月人形とともに楽しんでいただければ幸いです。房総のサムライ展、どうぞご覧ください。

両者の魅力はこちらから

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